茸のきゅんきゅん日記

今日は、ちょっとおもしろいところに行ってきました。

7月にオープンした、タンザニアの雑貨屋「キリマンジャロ」。
タンザニア出身のオーナー（女性です）が、タンザニアの絵
（ティンガティンガ）とか、民族布（カンガ）とか、手作りの
アクセサリー（すんごい細かくてカラフルなビーズ細工の）などを
販売しております。


こんな感じ。

タンザニアはアフリカにあるそうです。キリマンジャロで有名。
あと、動物がいっぱいいるそうです。
高地なので涼しいそう。海もあります。

民族布（カンガ）はこんな感じ。

カラフル〜。結構大きい。110×160cm。
生地は比較的厚めで、風呂敷よりもしっかりしてます。
バックルで留めて腰に巻いたり、風呂敷みたく結んで
バッグや赤ちゃん抱っこにも使えます。

１枚１枚にスワヒリ語でことわざや愛の言葉など
メッセージが記してあるそうなので、プレゼントにも
いいですよね。読めないけど。
私が見てたのは「お母さんはいつもあなたを大切に
思っています、お母さんはいつも愛しています、
お母さんが一番」という意味だそうです。
……ちょっとよく分からない感じもしますが、多分
ビバお母さん的な言葉が書いてあるのでしょう。

あとね、お店の人が手作りしてるビーズはこちら。

ものすごい細かいです。
タンザニアのビーズは色が鮮やかで、粒が小さい。
キラキラ、というよりも、ツブツブ、という感じ。
なんかね、このビーズも意味があるそうなんですよ。
生理痛がある人は腰にビーズを１連で巻く。
これ以上赤ちゃんはいらないな、という人は５連巻く。
とか。
なんかそういうことを言ってました。
おまじない的な感じかな？

でもね。
私がイチオシしたいのは実はこちら。


タンザニアのインスタントコーヒーと紅茶。

インスタントコーヒーだと侮るなかれ。
栽培は手作業、加工過程では化学物質を使わない。
自然栽培で作られた極上のコーヒー豆を
使って作っているのです。
どうもカフェインも少ないらしい。

私はコーヒーって口に残る後味があんまり
好きじゃないんですけどね、これはなんだか
スッキリしてます。いつまでも口の中に残る
コーヒー臭がない。
すーって体に入る感じ。
何も知らずに飲んだコーヒー党の母は「インスタント
なのにおいしいね！感動した！」と言ってました。

紅茶もね、有機栽培なんですよ。
やっぱり高地だから、お茶は美味しいのができるのかな。

あと写真にはないけど、やっぱり有機栽培の
ハイビスカスティーも、いいよ。
なんかね、味が濃い。色も鮮やか。

正直なところ、アフリカって日本と比べたらいろいろ
遅れている国なんだと漠然と思っていたんですよ。
ぶっちゃけ言っちゃうと。
でも、布も純粋なコットン100％で化学的な処理は
してないし、コーヒーも自然栽培。加工もナチュラル。

化学的な化合物をめいっぱい使った日本の製品と、
自然な、おいしいタンザニアの製品。
どっちが優れているんだろう。
実際、日本ではそういう製品はコスト的にも作る事が
かなり難しいじゃないですか。
日本って、本当に進んだ国なのかな。
技術がすごく進んでるというけれど、本物そっくりの
まがいものを化学の技術を使って上手に作ります、って
いうなら、なんか…。

私、いつもパワーストーンのブレスレットを身につけて
いるんですけどね、お店の人が「その石、ちょっと
嫌がってるね」って言ったんです。
確かに、いくつもある石のうち、それ１個だけが
すごい傷だらけで。私はこの石だけ硬度が低いのかなと
思っていたんです。

「石にも、木にも、水にも、神様がいるんだよ」
私は神社にもちゃんと行くし、普通レベルよりは信心深い
と思っていたんです。
日本の文化、やおよろずに神が宿るという考え方。
私はそういう考え方を持っていると思っていたのに、
本当はもっていなかったんだ。

なんだか打ちのめされたような気がして。

久々に、ハッと目が覚めるような出会いでした。

あ、お店は宮崎駅前の広島通りにあります。
元アーケードがあったところ。
前紹介した「布・布・布」さんの斜め前です。