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宮崎の女性向けフリーペーパー「きゅんと」の編集をしております、茸です。取材ウラ話、小話、他愛のない話などを更新していきたいと画策してます。お時間ありましたら、お付き合いくださいませ。

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2008年06月26日

インプット過多

本日、北郷町の潮嶽神社へ取材に行きました。
(宮司のSさん、メッセージいただきありがとうございました)

海幸彦・山幸彦の物語はみなさん知っていると思うんですけどね、
彼らがニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの子供だということは
意外に知らなかったりしますよね。
その海幸彦をおまつりしている珍しい神社です。
(ふつうは皇族につながる山幸彦をまつっている神社がほとんど)

宮崎市から一番近い道を通って行こうと思って、
地図を見て最短距離であろう道(県道340号)を選びました。
これが間違いでした。

すさまじい山道。
軽トラが一台やっと通るくらいの幅で、崖から染み出てきた
水が道路を水浸しにし、ガードレールがない場所もあり。
途中で引き返すこともできず、ナビを信じながら
駆け抜けました。距離もけっこうありました。
幸い、土砂崩れや行き止まりもなく、無事着いたんですけど
本当に怖かったです。もちろん、携帯は圏外です。

宮崎市から北郷に行くには、田野を経由するのが
一番いいんですね。知りませんでした。
今度から、ナビが推奨しない道は通らないように
しようと思います。

そして、死ぬ思いで潮嶽神社へ到着。
鳥居が輝いてみえました。生きているって素晴らしい。
はじめに神社にご挨拶したほうがいいだろうと思い、
鳥居をくぐって中に入ると、なんか海の匂いがする。
あれ?ここ北郷町だよね?海ないよね?
地面はなぜか白い砂でおおわれ、浜辺を思わせます。
やっぱ海の神様をまつってるところは違うなあと
納得しながら宮司さんにお会いしました。

宮司さんは伊勢神宮で古事記や日本書紀のレクチャーを
されていたこともあるそうで、すごかったです。
内容全部覚えているんじゃないかと思うくらいでした。
稗田阿礼も喜んでいることでしょう。

いろいろお話を聞いて思ったんですけれど、
神道ってやっぱりすごいなあと。
日本の宗教は神道じゃないかな、と思いました。
仏教もすごいと思うし、日本の文化に多大な影響を
与えたとは思うんですけどね、多くの日本人の心の底に
しみついているのは神道の感覚な気がしました。

神道がすばらしい、というよりも、神様に対して
日本人の多くが自然と「ありがたい」と思ったり、
「尊い」「恐れ多い」と感じること、そして身近にいらっしゃる
神様を幾代にもわたって受け継いで、大切に思っていること、
そういう風習というか、習慣がすばらしいのですね。
何年かに一度、社を移して建て替えたりとか、
屋根をふいたりすることで、神様のエネルギーが
チャージされる。つまりは、人から完全に忘れ去られたとき、
神様はいなくなってしまう。
この日本全体から神様がいなくなってしまわないように、
大切におまつりしないといけないんだなーとなんとなく
子供のように感じました。素直に。
だって神のいない世界なんて、あまりにもニヒリズムに
満ちていて、ギスギスしそうじゃないか。
ニーチェじゃあるまいし。

そしてこれ幸いと、日頃から不思議に思っていた神社の
素朴な疑問をぶつけてみました。
ええ、個人的な興味です。
たとえば、なぜコノハナサクヤヒメをまつった神社が
いっぱいあるのか、とか。
そういうこと、できるみたいです。
八幡宮も何箇所かありますもんね、そういえば。

山の中にあるのに、なぜか空気は澄んでいて、
開放感があるんですよ。
お社は非常に年季が入っておりまして、
狛犬はまるで猫のようなかわいらしさです。
たぶん、門番じゃありません。

すがすがしい気持ちで帰路につき、おなかがすいたので
途中にあった柿の木茶屋(田野町)に寄りました。
うどんやそばがいろいろあって、
私はピリ辛うどん(790円)を注文。
インプット過多
おお赤い。
おそるおそるスープを一口。
アレ?そこまで辛くない。ちょっと辛くて、甘くて、
ひき肉がジューシーで、野菜がいっぱい。
うまいよ!かなり。
一緒に行った後輩はどんちゃんうどん(750円)。
インプット過多
ちゃんぽん味かと思ったけど、うどんだしとちゃんぽんの
あいの子、くらいでしたね。
これもさっぱりでおいしい。

思いのほかおいしくてびっくりでした。
茶屋もあなどれないな~。

そして、午後は県立図書館で白い手袋をして貴重な文献に
キャーキャー言ったり、江戸時代・佐土原藩の哀愁ただよう記録に
唖然としたりしました。
200年前も、人間は変わらないものですね。
なんだか歴史を知ると、地元みやざきが愛おしく思えてきます。
なんだよ、あんたも大変だったんだな!
でも頑張ってたんだね!
って。
歴史に出てくる人たちは、何も特別な人ばかりじゃない。
今の私たちと同じような悩みを抱え、ジレンマに苦しみ
でもほどほどの幸せを大切にしながら
毎日を生きてきたんだろうなと。

歴史はどちらかといえば嫌いだったんですけどね。
結構おもしろいなと思えてきました。


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この記事へのコメント
私は反対に、歴史好きでしたね。
今でも好きだけど、
「水戸黄門」はもう、見ないなっ。
Posted by うっかりママうっかりママ at 2008年06月26日 23:24
変わったうどんですね。
でも、とってもおいしそう。

今につながっているから、歴史は面白いんですよね。
Posted by K at 2008年06月26日 23:37
なんか前にそのおそろしい道をナビなしで暗くなってから、間違えた選択した後悔といったい引き返すべきかどうか?という葛藤の中、半泣きで走った記憶が蘇ってきます。こわかったでしょう。
Posted by @焼きあじ at 2008年06月27日 01:00
たぶんあの道だ!
助手席でしたが意味もなく右足を踏ん張ってました(笑)
運転手が二度と通りたくないといってました
あの時は数少ない対向車が何故か県外ナンバーだったのが妙に記憶に残ってます
Posted by 和心 at 2008年06月27日 06:59
タイトル見て、本文を読んで、またタイトルを見て、くすくす笑いが出てしまいました。

あまりにも1日にたくさんのInput。
さぞやお疲れでしょう。

今日は金曜日。
土日はゆっくりお休みできますように♪
Posted by at 2008年06月27日 07:50
こんにちは。
神道は宗教という言葉でくくるのとはちょっと違うと、ずっと思っていたので茸さんの言葉にじ~んときました。実母と義母が神道なので、私にとって神道はとても身近な存在です。
人間は自然の一部でしかないのだなあ~と、父のお葬式(神道でしました)の後、宮司さんのお話で思いました。それが本当に心地いいのです。お父さん、よかったね・・と思いました。(仏教にもこういう教えはありますけど)
おっと、話が湿っぽくなりましたね。すみません。
歴史、大好きです~~
学校の授業じゃ、つっこんだ人間ドラマまでは教えてくれない。そこが歴史の醍醐味だと思うんだけどなあ~。
ちなみに、仏教も興味はあります。お寺で修行体験してみたい派です^^
Posted by ぽちゃん at 2008年06月27日 08:59
うっかりママさん>
最近の水戸黄門は、結構人が死にます。
悪い代官も、本当に悪いです。
シャレになりません。
見ていて非常に複雑な心境になるドラマです。

Kさん>
うどん、おいしかったです。
私個人的には、うどんがもう少ししなやかで
コシがあるともっと素敵だな。
でもスープは絶品でした。
今まで食べたことのない味。

@焼きあじさん>
えええ!!
ナビなし、しかも夜!
それは泣きますね。
私は昼だったしナビもあったけど
もんのすごく不安でした。
地盤が緩んでるからどっか崩れそうだし。
落ちても誰も助けに来てくれないだろうし。

和心さん>
幸い私のときは対向車が一台も来ませんでした。
奇跡。
その県外ナンバーの人も、地図を見て
「ここ近いじゃん」と思ったんでしょうね。
地図に「激細注意」と書いてほしい。

天さん>
あ、やっぱりわかってくれた(笑)。
タイトルちょっと分かりにくいかなと思ってました。
CPUはフル稼働、メモリはいっぱいです。

ぽちゃんさん>
私は大学時代の一般教養で仏教を履修して、
それ以来「宗教っておもろいなあ~」と
考えるようになりました。
あと哲学と、論理。
宗教は人間の英知の塊だと思います。
修行するときっと、さらにいろいろ体感
できるんでしょうね。
頭ではわからないことも、体でわかる
場合がありますもんね。
Posted by 茸茸 at 2008年06月27日 23:12
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