2008年10月26日
だらだら読書三昧
今日は夏物の洗濯をしようと思っていたのにあいにくの
お天気でしたね。
だいたい土曜日晴れて、日曜雨じゃない？最近。
雨が降ってると朝起きれませんよね。朝寝万歳。
というわけで今日は本ばかり読んでおりました。
最近、面白い本が多いので嬉しい。
藤野武彦・著 「我慢するのはおやめなさい」
ストレスや我慢、自制から起こる脳疲労がいろんな弊害を
もたらすっていう内容。
10年位前からＢＯＯＣＳというダイエット法で話題になった
お医者さんの本ですね。
この先生は、もともと心臓や血管が専門で、生活習慣病の
患者さんが食生活の改善や運動の習慣化に失敗し続ける
のを、「本人の意思が弱いからではないのではないか？」と
疑問に感じて、研究を始めたんだって。
えらいよなー。
普通なら、自分の専門外なんだから、「栄養士に相談して
ください」とか「とにかく痩せてください」とか命令して
終わりなのに。
こういうのを読むたびに、ほんと人間の体って、心って、
いったい何なんだろうって思う。
あとね、これも面白かった。
本田透・喪男の哲学史。
喪男はモダンと読みます。
もてない男、という意味らしい。ほほう。
本田さんの本は、「電波男」も読んでいるんですけれども
今回、この人はめちゃめちゃ頭がいいんだとはっきり
分かりました。
もてない男こそ、哲学を究めるのですね。
すごく分厚い本なんだけど、ブッダ、キリストから始まって
ソクラテス、ニーチェ、ヒトラー、フロイトと思想の天才が
ずらりと出てきまして。まあそれが全部「もてない」という
１価値観でつながっていくという。途中爆笑しながら、
途中ぞっとしながら、一気に読んでしまいました。
もちろん、哲学の専門書ではないんですけど、
哲学の「イデア」の考え方とかに衝撃を受けた人なら、
絶対おおーと思う部分があるはず。
最近オタク文化もずいぶん一般化というか、おなじみに
なってきましたけれども。
社会の中では叶えられない人間の動物的な本能や
欲望（モテたい！とか、金持ちになりたい！とか）を、
二次元の中で実現し、消化するという考え方は、
別に男性に限った話ではなく。
今ずいぶん定着してきたスピリチュアルという概念は、
これに似てるんじゃないかなあなんて思ったり。
まあ、他人に迷惑を掛けない形で本人が楽しければ
なんだっていいと思いますけどね。
それを変に規制したりすると、その発散されなかった
鬱屈は絶対にテロとか、革命とか、戦争とか、
既成の社会を破壊するという形で具象化されると
思うから。何にせよ、人を追い詰めるのはいくないです。
もちろん自分を自分で追い詰めるのも、同じく。
あと、こういうのも。
加門七海・うわさの人物。
加門七海って、小説家のイメージしかなかったのですが
こういういわゆる「見える人」との対談集も出してるの
ですね。やっぱり怪奇系の小説を書くには、そういう世界と
切っても切れない間柄になるんでしょうか。
不思議な人の話がどんどんでてきます。
まあ、いわゆるそっち系の。
すっごくおもしろい。
霊能力者もいれば、修験道の人とか、沖縄のユタとか。
それぞれ「見えない世界」の捉え方は若干違うんですけど、
まあ神道系とか、スピ系とか、拝み屋・・・。
たぶんそれは、その「見える人」が見たものをどう解釈
するのかによって変わってくるんでしょうね。
でも最近ではこういうのを頭ごなしに「非科学的だ」とか
「絶対ありえない」とかあんまり言わない気がするんですけど
どうなんでしょうね。
「幽霊見た」「うそつけ！そんなのいるわけねーだろ」なんて
そんなＢ級ドラマのリアクションみたいな、いまどき流行らない
気がしますが。
見たことない人は信じないだろうし、実際見ちゃったり、
痛い目にあったりすると信じざるを得ないだろうし。
私はどっちかというと自己啓発系とか啓発系ビジネス本の
方が読んでて気持ち悪い感じがします。
「ビジネスで成功したい！」「愛されたい！」ってあんまり
強烈な欲望を表に出さないでほしいけどなあ。
品がないじゃないか。
まあ本田さんは「もてない。もてたい！」をコメディまで
昇華してしまっているのでむしろすがすがしいのですが。
というわけで、今日の夕飯はお鍋です。
超おいしそうな鍋の素をもらったので！
野菜ときのこたっぷりで作ります！うまそう！
もちろん酒つきです！（←欲望むき出し）
お天気でしたね。
だいたい土曜日晴れて、日曜雨じゃない？最近。
雨が降ってると朝起きれませんよね。朝寝万歳。
というわけで今日は本ばかり読んでおりました。
最近、面白い本が多いので嬉しい。
藤野武彦・著 「我慢するのはおやめなさい」
ストレスや我慢、自制から起こる脳疲労がいろんな弊害を
もたらすっていう内容。
10年位前からＢＯＯＣＳというダイエット法で話題になった
お医者さんの本ですね。
この先生は、もともと心臓や血管が専門で、生活習慣病の
患者さんが食生活の改善や運動の習慣化に失敗し続ける
のを、「本人の意思が弱いからではないのではないか？」と
疑問に感じて、研究を始めたんだって。
えらいよなー。
普通なら、自分の専門外なんだから、「栄養士に相談して
ください」とか「とにかく痩せてください」とか命令して
終わりなのに。
こういうのを読むたびに、ほんと人間の体って、心って、
いったい何なんだろうって思う。
あとね、これも面白かった。
本田透・喪男の哲学史。
喪男はモダンと読みます。
もてない男、という意味らしい。ほほう。
本田さんの本は、「電波男」も読んでいるんですけれども
今回、この人はめちゃめちゃ頭がいいんだとはっきり
分かりました。
もてない男こそ、哲学を究めるのですね。
すごく分厚い本なんだけど、ブッダ、キリストから始まって
ソクラテス、ニーチェ、ヒトラー、フロイトと思想の天才が
ずらりと出てきまして。まあそれが全部「もてない」という
１価値観でつながっていくという。途中爆笑しながら、
途中ぞっとしながら、一気に読んでしまいました。
もちろん、哲学の専門書ではないんですけど、
哲学の「イデア」の考え方とかに衝撃を受けた人なら、
絶対おおーと思う部分があるはず。
最近オタク文化もずいぶん一般化というか、おなじみに
なってきましたけれども。
社会の中では叶えられない人間の動物的な本能や
欲望（モテたい！とか、金持ちになりたい！とか）を、
二次元の中で実現し、消化するという考え方は、
別に男性に限った話ではなく。
今ずいぶん定着してきたスピリチュアルという概念は、
これに似てるんじゃないかなあなんて思ったり。
まあ、他人に迷惑を掛けない形で本人が楽しければ
なんだっていいと思いますけどね。
それを変に規制したりすると、その発散されなかった
鬱屈は絶対にテロとか、革命とか、戦争とか、
既成の社会を破壊するという形で具象化されると
思うから。何にせよ、人を追い詰めるのはいくないです。
もちろん自分を自分で追い詰めるのも、同じく。
あと、こういうのも。
加門七海・うわさの人物。
加門七海って、小説家のイメージしかなかったのですが
こういういわゆる「見える人」との対談集も出してるの
ですね。やっぱり怪奇系の小説を書くには、そういう世界と
切っても切れない間柄になるんでしょうか。
不思議な人の話がどんどんでてきます。
まあ、いわゆるそっち系の。
すっごくおもしろい。
霊能力者もいれば、修験道の人とか、沖縄のユタとか。
それぞれ「見えない世界」の捉え方は若干違うんですけど、
まあ神道系とか、スピ系とか、拝み屋・・・。
たぶんそれは、その「見える人」が見たものをどう解釈
するのかによって変わってくるんでしょうね。
でも最近ではこういうのを頭ごなしに「非科学的だ」とか
「絶対ありえない」とかあんまり言わない気がするんですけど
どうなんでしょうね。
「幽霊見た」「うそつけ！そんなのいるわけねーだろ」なんて
そんなＢ級ドラマのリアクションみたいな、いまどき流行らない
気がしますが。
見たことない人は信じないだろうし、実際見ちゃったり、
痛い目にあったりすると信じざるを得ないだろうし。
私はどっちかというと自己啓発系とか啓発系ビジネス本の
方が読んでて気持ち悪い感じがします。
「ビジネスで成功したい！」「愛されたい！」ってあんまり
強烈な欲望を表に出さないでほしいけどなあ。
品がないじゃないか。
まあ本田さんは「もてない。もてたい！」をコメディまで
昇華してしまっているのでむしろすがすがしいのですが。
というわけで、今日の夕飯はお鍋です。
超おいしそうな鍋の素をもらったので！
野菜ときのこたっぷりで作ります！うまそう！
もちろん酒つきです！（←欲望むき出し）
